今日はこんな疑問に解決します。
- 押し込み強盗の5つの対策
- 凶悪な押し込み強盗の習性
この記事を書いている私は、押し込み強盗被害者です。
学生時代、突然バイト先で刃渡り30cmの包丁を持った強盗に襲われた経験があります。
金庫を差し出し、金庫が開くまでの数時間、体をガムテープで巻かれ監禁されました。
以下は警視庁のホームページの記事です。調べたら出てきます。
これが自宅だったらと考えると、絶望でしかありません。
この記事は、『押し込み強盗の被害者』であり『防犯ブロガー』が書いた防犯記事です。
押し込み強盗は防げます。
あなたが押し込み強盗に襲われない為に、必ずお役に立てるはずです。
押し込み強盗の5つの対策
押し込み強盗の手口は、大きく分けて3つ。
- 外出時や帰宅時、玄関が空いた時に押し込む
- 宅配業者を装い訪問、玄関を開けさせる
- ガスや電気の点検を装い訪問、自宅に押し込む
押し込み強盗の手口は、意表を突くもの。男性でも自宅の中に押し込まれます。
実際に私も、簡単に押し倒され、状況が整理できないまま、刃物を持った男と向き合っていました…
どうしたらいいの?
女性や子供でも、日頃の対策で押し込み強盗を防ぐ事ができます。
押し込み強盗の対策について、以下のように解説していきます。
押し込み強盗対策①外出時と帰宅時
玄関を開ける時は、押し込み強盗が、玄関の周辺に隠れている可能性を意識。
以下の対策がポイントです。
- 玄関周囲を見渡す
- 外を警戒しながら中に入る(外に出る)
- 素早く鍵を締める
普段から『死角を作らない事』がマジで重要。
戸建の場合、実は、駐車場が危険地帯。死角の宝庫です。
以下の記事に駐車場のリスクをまとめています。
マンションは、階段の周辺などが死角に。特に、1階は隠れる場所が多いので要注意。
女性向けの記事ですが、マンションでの防犯対策をまとめています。
押し込み強盗対策②ドアチェーンの鉄則
玄関での対応は、基本的にドアチェーンをしたまま対応が鉄則。
以下のリスクがある為、チェーンをつけたまま対応です。
- 宅配業者を装い、玄関を開けさせる
- ガスや電気の点検を装い、自宅に侵入
宅配や点検は、あなたも前もって分かっている事がほとんどですよね。
例えば、事前連絡もなく「水道の点検にきましたー」なんて、死ぬほど怪しいです。
次に続きます。
押し込み強盗対策③ドアを開ける前
必ず「インターホンのカメラ」「ドアスコープ(ドアののぞき穴)」で外を確認すること。
押し込み強盗には、以下のような手口もあるようです…
つい、失礼のないようにチェーンを外してドアを開けてしまいそうですよね…
以下より「インターホンの場合」と「ドアスコープの場合」それぞれポイントをまとめます。
インターホンの場合のポイント
インターホンのカメラは、モニターとマイクが一体になっています。
声は聞こえるが姿は見えないといった場合は、明らかに不審。
姿が見えない場合、玄関を開けるのはNG!
ただし、強盗や空き巣は、侵入前にインターホンを押す事が多い事に注意。
以下は、侵入犯罪における『留守確認の方法』を警視庁がまとめたデータです。
押し込み強盗対策の厄介な所は、インターホンの無視ができない所。
押し込み強盗でなくても、空き巣が留守だと思い、侵入してくる可能性があります。
侵入手口に関しては、以下の記事にもまとめていますので、気になる方はご一読を。
姿が見えなくても、インターホンの無視はNG。モニター越しに応対した方がいいです。
「すみません。インターホンの前によろしいですか?」と伝えるのがベスト。
子供だけの場合は、無視でもOKです。
子供しかいないと思われる方が危険だからです!!
万が一の時に『隠れる場所』だけは決めときましょう!
インターホンにカメラがない場合、すでに『防犯意識の低い家』として標的にされている可能性は充分にあります。
まずは、押し込み強盗や空き巣といった侵入犯罪者が、どういう家を嫌がるのかを知る事。
あわせて、侵入犯罪者が、あなたの家にマーキングしていないかも確認しておく事をおすすめします。
戸建でも不審な落書きがある場合があります。それ侵入犯罪者の犯行予告かも…
押し込み強盗の対策としても、マーキングのチェックは超重要。
ドアスコープの場合のポイント
ドアスコープの場合は、姿を確認するまでドアを開けるのは絶対NGです。
玄関が開くのを、押し込み強盗がドアの影で待っています…
忘れてはならないのは、ドアチェーンを外さないこと!
特に集合住宅の場合、落書きに見えがちな『侵入犯罪者のマーキング』にも要注意。
マーキングをチェックするのも、押し込み強盗対策の1つです。
押し込み強盗対策④訪問者の対策
本当だったらどうしよう。って思うと断れない気がする…
それでもやはり、絶対にドアチェーンを外さない事が大前提。
予告なく訪問してくる業者、死ぬほど不審ですが、割とありえますよね。
そいうった場合の対応を、以下より解説します。
宅配業者が訪問してきた場合
押し込み強盗対策は、見慣れない宅配業者にも実践すべき。
なぜなら、押し込み強盗の事件で、宅配業者を装って侵入した事件が実際にあったからです。
女性宅に宅配業者を装って男が訪問。
女性が玄関を開けると、自宅の中に押し込み、強制わいせつ。
現金を奪い、逃走した。
荷物の受け取りは、以下の手順で受け取るのがおすすめ。
- ドアチェーンは外さない
- ドアチェーンのままサイン
- 荷物は玄関前に置いて行ってもらう
- いなくなってから荷物を回収
ドアチェーンをしたまま伝票にサインし、荷物をドア付近に置いて行ってもらってOK。
ためらう事なく、あなたが安心できる受け取り方をしましょう。
ちなみに…
大手宅配業者でも、希望する受け取り方に対応してあげるよう、指導されているらしいので安心して下さい。
点検など業者が訪問してきた場合
押し込み強盗対策は、身に覚えがない点検業者にも必須。
なぜなら、押し込み強盗の事件で、点検業者を装った憎むべき事件が起きているから…
点検業者を装い自宅に訪問。女性が中に通すと、男が女性にわいせつな行為を。
女性が抵抗した事から女性を殺害。犯行の理由は、男の一方的な好意であった。
怒りを覚える押し込み強盗事件です。
点検業者は、「身分証明書を見せて頂けますか?」で、社名と連絡先を確認して、一旦帰ってもらってOKです。
確認の際も、ドアは開けてはいけません。
- ドアチェーンは外さない
- インターホンのカメラ越しに「社名」「連絡先」を確認
- インターホンカメラがない場合は、名刺をドアに挟んでもらう等
- 「確認して依頼させて下さい」と帰ってもらう
確認した情報を元に、持ち家の場合と賃貸の場合で分けて解説します。
なんの依頼もしていないのに「点検にきました」は、死ぬほど怪しい。
『社名』『連絡先』を確認して、一旦帰ってもらいましょう。
その後、地方自治体に確認です。
必要な場合に、あなたの方から依頼するようにすればOK。
信憑性があっても、インターホン越し(ドア越し)に全部断るべし。
賃貸の場合は、管理会社や大家から事前に告知があるはず。
気になる場合は、管理会社や大家に確認してみて下さい。
必要な場合に、あなたの方から依頼するようにすればいいだけ。
押し込み強盗対策⑤狙われない事
狙われないのが、最大の防犯。
複数人での押し込み強盗も増えており、太刀打ちできません。
以下の事件からも、狙われたら絶望的である事が分かります…
- 子供が一人でいる時を狙って、ガラスを割って2人組の男が侵入
- インターホンが鳴ったので男性が玄関を開けると、2人組の男が侵入
- 家主がいる時を狙って、3人組の男が侵入…強盗殺人に
何の備えもなく、狙われたらおしまい。
押し込み強盗の対策は『狙われない事』が一番の対策なのです。
「騒いだら殺すぞ」と刃渡り30cmの包丁を向けられた事を、いまだに忘れません… 生きてる事が本当に奇跡! 押し込み強盗の対策は、前兆に気づく事も重要。狙われないためにも、前兆のうちに対策すべし。 空き巣に関しても『お金がある家』ではなく『侵入しやすい家』を狙います。 以下のような家であれば、押し込み強盗にとってもリスクでしかないですよね。 一番のおすすめは、間違いなくホームセキュリティ。 最近、ホームセキュリィに入っている家が急増しているのも、強盗犯罪などが凶悪化しているから。 資料を見てから、どうするか決めればいいと思います。 また、使ってみた感想や評判もまとめてます。合わせてどうぞ。 ホームセキュリティに入っていない家から狙われるのも事実。 以下の記事では、大手2社から話を聞いて比較してみましたので、合わせてどうぞ。 ✔ 戸建の方はこちら ✔ マンション・一人暮らしの方はこちら 押し込み強盗の対策には、以下も合わせて実践すると有効。 ホームセキュリティと合わせるとスキがなくなります。 押し込み強盗は、意表を突く強盗の手口。 こういったスキがない家は、押し込み強盗は非常にやりにくく狙われにくいです。 ここでは押し込み強盗の習性について、実体験も交えながら触れておきます。 玄関の鍵が開いた瞬間、あなたを家の中に押し込む強盗の事です。 こんな感じの手口です。 あなたと鉢合わせする事を念頭に強盗に入るので、拘束具や凶器を持っています。 テレビなどでいう『強盗殺人』には、押し込み強盗も含まれます… 押し込み強盗はマジで危険。あなたも油断してるタイミングなので日頃から警戒すべし。 抵抗すれば、命を奪おうとします。最初から命を奪うつもりの押し込み強盗もいます。 完全に油断していたので、簡単に押し倒されて、何が起きているか分からない状態。 一人暮らしの女性が、押し込み強盗から性犯罪の被害に合う事例もあります… 押し込み強盗とは、最初から命を奪う事も考えている最低な犯罪です。 強盗殺人の事件は、多くのメディアでもよく耳にしますよね。 一応、私が襲われた時の事も記事にしています。 言い方がよくないですが、幸いバイト先だったから、抵抗するのをすぐに諦めました。 ただ、これがもし自宅だったら…次のようなものが奪われるかもしれないんですよね。 当たり前に、刺し違えてでも家族や財産を守りますよね。 押し込み強盗にとっては、そんな温かい思いなんて一切関係ありません。 自分の目的の為だけに、殺傷する犯罪者です。 強盗犯罪の事件ではよく耳にする身勝手な言葉があると思います。 「抵抗したから刺した」と。 抵抗するのは当たり前だ!! …でもどうしたらいい? 押し込み強盗への対策は、戸建でも集合住宅でも必須です。 強盗殺人につながる非常に危険な犯罪者が「押し込み強盗」です。 ドア越しで一度話したくらいで、相手の事を信用するのはとても危険です。 万が一は突然訪れます。 「私は大丈夫」に保証はありません。 あなた自身や、あなたの家族を守るのは、この記事を読んだあなたです。 常に防犯意識を高く持つ事が重要です。 以上。 いつもご静聴ありがとうございます! また最新の情報は@Ichiで発射しますので、ぜひフォローして下さい!
押し込み強盗対策の基礎知識
押し込み強盗は在宅時を狙う
押し込み強盗が引き起こす被害
押し込み強盗が奪うもの
押し込み強盗の対策は必須です!
こういう押し込み強盗って防げるの?
めちゃめちゃ怖い…