【防犯】強盗体験記!エピソード4〜戦慄と安堵〜

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エピソード4「戦慄と安堵」では、強盗との生々しいやりとりを記憶のままに綴りました。少しても防犯への意識向上につなげるため、読みやすいテイストで書けてる。はずです。お楽しみ下さい!

    もくじ
  1. 前回までのあらすじ
  2. 戦慄の安堵

前回までのあらすじ

さぁ〜てっ!今週のイチキ(@Ichi)さんはぁぁ〜!

ワカメです!

勝手口から声がするから見に行ってみたら、

強盗だったの!

てっきり三河屋さんかと思ったけど…

うふふ♪三河屋さんも強盗みたいなものだからね!

わたしがガムテープでしばられる間、

おかるさん が中庭からジッとこっちを見てたの!

あれ!?

そういえば最近、いささか先生、連載が打ち切られたって…

 

…さて今回は!!

 

カツオ 中島を紹介で、幹部になれる。

波平 もうTikTokがやばい(語彙力)

タラちゃん 役満に振り込む。

 

の3本です!

ジャンッ ケンッ ポンッ!!

 

【防犯】強盗体験記!エピソード1〜人型に切り抜いた影〜

【防犯】強盗体験記!エピソード2〜極限の心理状態〜

【防犯】強盗体験記!エピソード3〜職業「強盗」〜

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戦慄の安堵

“じょうほ【譲歩】”

《名・ス自》

自分の意見や主張を押し通さず(引っ込めて)、他人の考えと折り合いをつける(他人の考えに従う)こと。

まさにこれだ!

“命が保証される代わりに、ガムテープで目と口をふさがれ、両手を拘束されること。”

 

あれ?

 

「騒いだらコ○す。」

という強盗からの脅迫に乗ったのではなく、

「抵抗しない代わりに、命を奪わないでくれないか?」

と心の中で、こっちが”譲歩”の提案をしたのでは?

 

不思議な事に、拘束された直後、一気に緊張の糸が切れたのを覚えている。

あきらめでもない、

恐怖でもない、

反撃の機会をうかがっていたわけでもない、

想像もしていなかった心境。

 

それは、こっちの”譲歩”を強盗が承諾してくれた安堵だったのか。

 

この安堵感には、まだ思い当たる節がある。

バイトに入ったばかりの時、研修で大半の人が経験があるのでは?

「万が一、強盗が入った時は、お金を差し出して下さい」

と言われた経験。私もそう言われていた。

 

ただ、その時はあんまり聞いちゃいなかった。

 

自分で言うのも何だが、正義感は比較的強く、格闘技の経験もある。

もし捕まえたら、一生自慢できる。

強盗なんざ、どうとでもやったる。

 

て、

いやいやいやいや、現実は全く違ったよ。

状況を理解する前に精神を制圧され、女性(バイト仲間の松木さん)に刃物を向けられてるよ。

 

そもそも、ほとんどの武術や格闘技は相手と向き合って立つ、

または接触が可能な状態での格闘が想定されている。

最も重要な、「油断している所を、万全の相手が突然襲ってくる」事は想定されていない。

おそらく達人レベルでも成す術なし。言い切れる。

 

で、今ここに守らなきゃいけないものが3つ。

 

1.自分の命

2.松木さん(バイト先の同僚・女性)の命

3.バイト先のお金

 

今は抵抗しなければ刺されはしない。

とはいえ、1.自分の命と2.松木さんの命は運命共同体。

私が抵抗したら、多分二人とも無事じゃない。逆もしかり。

しかも、3.バイト先のお金は守らなくていいと言われている。

 

それでもって、私が拘束されて、

松木さん女性一人、抵抗するはずがない!

お金を差し出して、早く出て行ってもらいたい!

松木さんも同じ考えのはずだ!

 

強盗「金庫の鍵を開けろ!」

松木さん「分からないんです!」

 

…え?

 

一気に血の気が引いた。

本当に覚悟を決めた。

 

自分には今、聴覚からの情報しかない。

 

強盗の、狂気の呼吸が荒らぶるのが伝わってくる。

 

安堵?

それは一気に拘束されたまま、めった刺しにされる恐怖に変わった。

 

強盗「ウソをつくな!!!コ○すぞ!!!!!!」

松木さん「ホントなんです!オーナーしか知らないんです!!」

 

松木さんが必死に訴えながら、泣いてるのが分かった。

この時の二人の会話は今でも耳に焼き付いている。

 

“松木さんを刺すな!金なら持っていけよ!”

私は心の中で叫ぶ事しかできない、はがゆさと絶望と恐怖。

おそらく、この強盗事件で最も戦慄が走った瞬間だった。

 

松木さんがいつも金庫に売上金を入れる業務を任されていた。

私を含む、夜勤帯のバイトは金庫の閉め方すら知らない。

てっきり、松木さんは金庫の開け方も知っていると思っていた。

 

救いだったのが、強盗がプロであった事なのかもしれない。

松木さんが泣いているのを見て、本当に知らない事を察したのだろう。

 

要求を変えてきた。

 

強盗「…工具を貸せ」

 

先ほどの戦慄を山場に、強盗の落ち着いた声が聞こえた。

工具が置いてある場所は私も知っている。

本当の意味での安堵。

 

松木さん「はい」

強盗「男の方も連れてこい」

 

強盗は松木さんに、工具の場所と金庫の所へと移動する際、

私の手を引いて行くよう指示した。

 

押し入ってきた時の強盗が、明らかに落ち着いている…

松木さんも抵抗するつもりは無いか…

突然押し寄せてきた情報の整理でめっちゃ疲れた…

 

目隠しもされていたためか、正直ここから先はあまり覚えていない。

ただ、どのタイミングだったか。

 

強盗「お前らの財布も出せ。」

 

と言われ、松木さんが、私のカバンから私の財布を出し、

強盗に渡したまでは仕方ない。

 

強盗は財布からお金を抜いて、「チッ」と財布を地面に投げた音がした!

 

財布を投げられた事には若干イラッとしたが、

何気にこれ、結構気持ちよかった。

2,000円しか入ってませんが、何か!?wwwww

一矢報いた瞬間だったww

 

いつもご静聴ありがとうございました!

おおよそ、半分の所まできましたね。

これからはちょっとテイストを変えていきますね!

 

以上です。

いつもご静聴ありがとうございます!

また最新の情報は@Ichiで発射しますので、ぜひフォローして下さい!

 

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