【防犯】強盗体験記!エピソード5〜プリンセスはすぐそばに〜

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エピソード5「プリンセスはすぐそばに」では、強盗に2時間の拘束と監禁をされ、そこから解放されるまでの話を綴っています。少しても防犯への意識向上につなげるため、読みやすいテイストで書けてる。はずです。お楽しみ下さい!

    もくじ
  1. 前回までのあらすじ
  2. プリンセスはすぐそばに

前回までのあらすじ

深夜4時。

ジェダイの騎士イチキ(@Ichi)と同僚の松木氏(女性・同僚)が強盗に監禁されて

約1時間が経った頃だった。

 

記憶の限りだと、イチキと松木氏は

 

両腕は体のうしろ。

太ももとスネあたりと足首の3箇所

骨盤あたり、腹あたり、胸あたり、肩あたりと胴体4箇所

頭部と首に2箇所

を背中合わせでガムテープでグルグル巻きにされ、

口と目はふさがれている状態で拘束されていた。

 

一切の抵抗を示さなかったイチキと松木氏だったのに、

フォースの加護とか、あったもんじゃなかった。

 

ガンガンガン!!!!

 

ガチャガチャガチャガチャ…

 

強盗は、松木氏が差し出した工具で金庫を破壊する。

 

ガン…ガン…ガン…

 

ガチャ…ガチャ…

 

そのときイチキの意識は遠のき始めていた。

 

ソリを引くパトラッシュがイチキを呼んでいる。

 

「パトラッシュ…僕もう…疲れたよ…」

 

イチキはパトラッシュのソリにRide onする事にしたのであった。

 

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プリンセスはすぐそばに

 

「オイ…オイ!!男の方!!!返事しろ!!」

 

あろう事か、強盗に起こされたw

強盗が金庫を破壊している間、私は強盗と同じ部屋にいるにもかかわらず、

寝てしまっていたのだ。

 

ウソのように思えるかもしれないが、これ本当の話。

自分でも、スーパービックチョコばりに太い神経だと驚く。

薄くて太い。

 

ただ、ご理解頂きたい。

 

22:00 イチキ、厨房に立つ!

3:00 強盗による、深夜3時だヨ!店舗に突撃!

4:00 イチキ、松木氏、ガムテープで拘束。よって、ポツダム宣言を受諾。

5:00? 今だいたいこの辺の時間かと。

 

ご覧のスケジュール。

参加型のフェスだとしてもハードすぎだ。

 

無論3:00まではシフトで、阿修羅のごとくハンバーガーを作っていた。

当店は注文が入ってから作りたてのハンバーガーを提供する為、

夜勤帯でも大型の注文が入ると、厨房1人で大忙し!

途中モスのミートソースが切れようものなら…

…あ、モス言うてもうた。

 

もう疲労困憊のあとの、突然の強盗の訪問は正直キツイ!

せめてアポは取っといてほしかった!!

強盗以前に、訪問前から社会人失格である!!

 

合わせて、何もしなければコ○されない事も分かった。

なぁんだ、コ○されないならば、

…疲れたし

…パトラッシュのソリに

…乗り込み、召され…Zzz

 

ガチャガチャと聞こえていた音も聞こえなくなり、

どうやら金庫は開いたらしい。

 

強盗  「男!!起きろ!!!」

イチキ 「…ンー(あ、さぁせん。。)」

 

強盗はどうやら私が本当に息をしていないと心配してくれたらしいw

今考えれば、その心境も察する。

 

突撃直後、口と目と手をガムテープでしばった為、一言も喋っていない男イチキ。

大人しくしてるかと思えば、返事がない。

 

(金も奪えたし、ズラかるか!…え?男死んでね?

て、寝てんのかよ!!)

 

警備も警察も来るはずのない状況で、完璧な仕事もできた安心感もあったのだろう。

強盗は、私を起こした後、思いもよらぬ言葉を発した。

 

「ここ出たら、警察呼んであげるからね!」

 

よほど私と松木さんの評価が高かったらしい!ww

「んなわけないやろ!wwww」

もうその一言!

「あたし、酔っちゃったみたい…」くらい信用できんわw

 

最後の愛を添えた一言を言い放ち、間も無く勝手口が閉まる音がした。

 

バタン!

 

 

30秒ほどの沈黙があった。

 

強盗は出て行ったと思われるが、身動きが取れない。

このまま早番の人が来るのを待つのか?

多分3〜4時間は待つ事になるぞ。。

 

その時、背中越しに、同じように口をふさがれてるはずの松木さんの声。

 

松木さん「イチキ、(ガムテープから)抜けれる?」

イチキ 「モゴモゴ(多分むりっす)」(つか、なんでしゃべれんの??)

松木さん「あたし、抜けられるから待って」

 

イチキ (出たーーー!!!!!!!プリンセス・テンコー!!!!!!!!)

 

※プリンセス・テンコー

二代目・引田 天功(ひきた てんこう)。日本のイリュージョニスト。

別名プリンセス・テンコー (PRINCESS TENKO)。

先代の遺志を受け継ぎ、大がかりな脱出イリュージョンを展開するとてもすごい人。

ちなにみ、デビューシングルは「ザ・マジック」、セカンドシングル「くせになるから」

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

松木さんがどうやって脱出したのか未だに謎であるが、

取り急ぎ、

デビューシングルと、セカンドシングルのタイトルの互換性が気になる!w

 

松木さんはものの1分ほどで

「チキチキ!ガムテープ地獄大脱出!」

を成功させたのだ。

まさにスターファイヤー!!

 

スターファイヤーが分からない人は、ググってほしい!

今日はもう、強盗の話は聞かなくていいので、

スターファイヤーって何なのかググってほしい!

そして、何なのか教えてほしい!!

 

松木さんは何事もなかったかのように、私のガムテープも全て取ってくれた。

 

初めて目に入る強盗襲撃後の現場。

私が最初に押し倒されてぶつかった棚は倒れ、ものが散乱。

不自然にこじ開けられた金庫。

地面に投げ捨てられていた私の財布(チッ!)

 

松木さん「あんた寝てたやろ!!ww」

イチキ 「さぁせんw」

イチキ 「鳴ってたドライブスルー、ケンタウロスちゃいましたね」

松木さん「ほんとね」

松木さん「どうしようか」

イチキ 「はい…」

 

松木さんは、とりあえず警備員を呼び出すのボタンを押し、

イチキはタバコに火をつけるのであった。

 

いつもご静聴ありがとうございました!

ひとまず、襲撃編は終わりですかね。

で、これからが大変でしたw

この後、警察との事後処理編に入って行きます!お楽しみに!

また最新の情報は@Ichiで発射しますので、ぜひフォローして下さい!

 

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