実際に強盗に監禁された時の事を読みやすい形で書きました。「人型に切り抜いた影」では、強盗と対峙した時の所までを書いてます。実際に襲われた人にしか分からない心理状態や緊迫感が伝われば嬉しいです!
はじめに
こんにちは、イチキ(@Ichi)です。
こんにちは、アメリカンドッグから今だにアメリカ感を見出せないでいます
前もって言っておきますと実話っす。
あ、そうそう、アメリカ感が見出せないのも実話ですが、ちょっと一回静かにしてほしい!
みなさん、強盗に襲われた事あります?
多分ない方がほとんど。経験しなくていいなら経験しなくていい。
ただ、イチキは実際に襲われて、強盗に若干の感謝の気持ちをもってます。
…ここ、ちょっと前置きないと各所でモメるやつね。モメないでね。
で、前置きが大事だったんだが、この若干の感謝は誰もが無傷であったからってのが大前提だよ。
誰かが傷つけられていたのなら、本当の本当に恐怖と憎悪しか残っていないはず。
この強盗は私に、人よりも強い警戒心と、
非日常時の心理状態が、どんな状態になるのかといった究極の経験
を残していってくれました。これが若干の感謝ね。俺、生きてます。
で、実は、このブログを始めた理由がここにあって、
平和な日常が当たり前と思ってほしくないって思いと、
多くの大人が突然の有事に対応できて、多くの子供達を守る事が
当たり前にできるようになってほしいって思いが理由っす。
この記事が今後の防犯記事を書く動機になるので、この記事書いたら前述の思いをプロフィールに添えようと思ってました。
ので、投稿が済んだら添える事にします。
それでは、楽しんで頂けたら嬉しいです!楽しくだよ!
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人型に切り抜いた影
尻もちをついた私の目の前には、刃渡り30cmくらいある包丁を持った男が立っている。
深夜3時のバイト先は戸締りの後。
非常口のあかりが、その包丁を持った男を薄暗く照らす。
包丁の向き先は、バイト仲間の女性店員の松木さん(仮名)。
これだけ的確な視覚情報があるのに、何が起きているのか全く持って理解できない。
ついていけない。
男は、狂気で荒れる呼吸を整える間もなく、たった一言で状況を理解させてくれた。
「サワいダら、コ○す。」
それはバイトが終わり、勝手口から出ようとした時だった。
夜勤あがりで、深夜3時ともなると辺りの店舗にも人はおらず、
勝手口を開けるといつも通りの真っ暗な夜。
ん?いつも通りの夜?
勝手口を開けると暗闇を人型に浮き彫りにした影が。
え?
ドンッ!!!!
押し倒される事に、構える理由を与えてくれなかった”非”日常。
当たり前のように、私が先に外に出て、松木さんが鍵を閉めるはずだった。
いつも何事もなく店舗の外に出るから、構える理由がなかった。
自慢ではないが、格闘技の経験もあり、並の人間に倒されるわけがなかった。
当たり前のように負けるわけがなかった。
負けるわけがないから、構える理由がなかった。
気づけば店舗の中に押し戻され、男を見上げながら尻もちをついていた。
ガチャン…
男は店舗に入ると同時に、私と松木さんが出るはずだった勝手口を閉め、鍵をかけた。
静まり返る夜に、絶対に助けは来ない。
さらに、店舗内に響いた、この封鎖された空間が完成した鍵の音は、一生忘れる事はないだろう。
以上です。
いつもご静聴ありがとうございます!
また最新の情報は@Ichiで発射しますので、ぜひフォローして下さい!
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