今日はこんなお悩みを解決します。
この記事を書いている私は強盗被害者です。以下はその時の記事です。
警視庁のホームページに載っています。
店名は伏せていますが、調べたら出てきます。
これが自宅でいる時だったらと考えると…
強盗に襲われ監禁された経験を生かし、これまで防犯に関する記事をたくさん書いてきました。
知識だけの防犯記事ではない、実際の強盗被害者が書いた信頼性の高い記事です。
この記事は、あなたの戸建の防犯のお悩みを解決できるはずです。
戸建のための7つの防犯
戸建のための7つの防犯では以下の所をチェックしていきます。
これら全ての防犯を満たす事ができれば、限りなく強盗や空き巣に入られる事はないと言えます。
また、警視庁が運営するサイトでは以下のようなデータも公表されています。
戸建のための7つの防犯を確認する前に、何が危険なのかも確認しておきましょう。
上記のデータからも以下の事が分かります。
- 無締り(鍵を占めていない)所からの侵入が約50%
- ガラスを割っての侵入が約40%
- 階の高さは関係なくリスクがある
これらを頭に入れた上で、戸建のための7つの防犯についてまとめていきます。
ご自宅の防犯チェックも一緒に行っていきましょう。
玄関の防犯
玄関は特に重要なため、手厚く以下の3つの防犯の確認を行って下さい。
- 戸締りを忘れずに
- 押し込み強盗への対策
- 玄関の防犯
戸締りを忘れずに
戸締りをしていない所からの侵入が約50%を占めている事からも分かるように、これに尽きます。
外出に限らず、以下のような場合も必ず戸締りをしましょう。
強盗や泥棒には、侵入して数分で盗みを終わらせる者もいます。
- ゴミ捨ての時
- 庭そうじの時
- 空き巣や強盗は必ず下見に来る
中に誰かいるから鍵を開けて出るのが最も危険です。
中に残された大切なご家族の命の危険につながりかねません。
神経質かもしれませんが、中に誰か居たとしても出入りの時以外は必ず施錠が鉄則です。
押し込み強盗への対策
玄関が空いた時に、中に押し込んでくる非常に危険な強盗です。
私がバイト先で襲われ、数時間監禁されたのがこの強盗です。
刃渡り30cmの包丁を片手に、目出し帽を被り、金庫をこじ開けるまでガムテープで拘束されました。
満足いく現金が金庫の中にあったから良かったものの、これが自宅だとどうでしょうか…
必ず以下の防犯を行う事をおすすめします。
- 鍵を開ける時は周囲を念入りに確認する
- ドアを開ける時はドアチェーンを外さない
- 心当たりのない荷物が届いた時は、玄関に置いて帰ってもらう
- 心当たりのなり点検業者が来た時は、身元を聞いて一度断る
この防犯に関しては、以下の記事にも詳しくまとめています。合わせてご確認下さい。
空き巣や強盗は必ず下見に来る
セコムに実際に聞いた話です。
空き巣や強盗は、必ず下見に来るそうです。
私が襲われた時の強盗も、侵入した際のバイト先のシフトに異常に詳しかったのを覚えています。
また、アルソックに実際に聞いた話が以下。
空き巣や強盗はどこから侵入しても、ほぼ100%玄関から出て行く習性があるらしいです。
つまり、玄関の防犯は、防犯カメラが非常に有効です。
防犯カメラには以下の2つの効果があります。
-
【パターン1】防犯カメラで万が一の時の証拠を残す
- 死角になる所や、不安な所に1台だけでも設置しておくだけでもOK 【パターン2】防犯カメラを威嚇としても使う
- あえてベランダから見える位置に設置する
- 玄関に「防犯カメラ設置中」といったステッカーを貼る
下見の段階で、防犯カメラを見つけた時点で、あなたの自宅に近づかなくなる可能性が非常に高いです。
防犯カメラの設置には、専門的な知識が必要なイメージがあります。
例えば、以下のサイト等を利用して簡単に設置する事が可能です。
勝手口の防犯
戸建だと、勝手口は死角になっている事も少なくないと思います。
勝手口では以下の防犯の確認を行いましょう。
- 戸締りを忘れず
- サムターン回し対策
冒頭のデータでは戸締りをしていない所からの侵入が約50%を占めていました。
「戸締りを忘れずに」は、このための防犯です。
玄関と同様の防犯を行う必要があります。
では「サムターン回し」とは何かをご説明します。
【サムターン】
ドアの鍵を締める際に回すつまみの事。
勝手口のドアの鍵や、マンションのドアの鍵に使われている場合が多いです。
【サムターン回し】
ドア自体に穴を開け、その穴から棒を入れて、サムターンを回し鍵を開けてしまう手口。
実は私も過去、自宅マンションの鍵を落とした時に、鍵屋さんにこの技術で鍵を開けてもらったことがあります。
すみません、開け方の詳細は伏せますがドアに穴は開けていません。数分で鍵が開きました。
鍵を開ける手口の中では、非常に有名な手口です。
サムターン回しは、以下のような器具を取り付けて防ぐ事をおすすめします。
※近年の勝手口のドアの鍵は、サムターン自体が取り外せるものもあります。
戸建の新築をご検討の方は、工務店さんに確認するようにしましょう。
窓の防犯
窓の防犯に関しては以下の3つの防犯の確認を行いましょう。
- 1階でなくても窓の戸締りを忘れずに
- ガラスを割られない為の防犯
- ドアの鍵を開けられない為の防犯
1階でなくても窓の戸締りを忘れずに
冒頭のデータでは戸締りをしていない所からの侵入が約50%を占めていました。
「玄関の防犯」と「勝手口の防犯」と同様に戸締りを忘れずにしましょう。
侵入に階は関係なかった事も忘れないで下さい。
戸建でも、2階や3階から侵入する場合は大いにあり得ます。
ガラスを割られない為の防犯
「無締まり(戸締りをしていない)」の次に多い侵入手段が「ガラス割り」です。
このガラス割りでの侵入が約40%を占めています。
また、空き巣や強盗は5分以上侵入できない場合は諦めるという話も有名な話です。
もしガラスに何も防犯がされていない場合は、以下のような防犯フィルムを利用しましょう。
なお、通常のガラス用と凹凸ガラス用があるので、お間違えのないように。
以下が透明ガラス用です。通常の凹凸のないガラス用です。
以下が凹凸ガラス用です。ザラザラしたガラス等にはこちらを利用しましょう。
※新築の戸建をご検討の方は、全てのガラスを防犯ガラスにしておく事をおすすめします。
こちらも合わせて、工務店さんに確認するようにしましょう。
叩き割る事ができない特殊な素材を、薄いガラスで挟み込んだ構造になったガラスのこと。
ドアの鍵を開けられない為の防犯
空き巣や強盗は、ドアの鍵付近のガラスを割り、ドアを開けて侵入します。
その為、ドア自体も開けられない状態にしておく必要があります。
現在の施錠に加え、以下のようなウィンドウロックを付けておくと非常に有効です。
- これを外から見るだけで、時間がかかる事を悟り、侵入を断念する
- 鍵した後に鍵自体を外せるので、ガラスを割ろうともドアを開けれない
防犯フィルムと合わせて設置する事で、手軽な値段で一気に防犯強化できる為、おすすめです。
※近年だと、ダブルロックが標準でついているドアも多く見られます。
新築の戸建をご検討の方は、工務店さんに確認してみてください。
外構の防犯
以下については、セコム、アルソック、住宅メーカーに直接確認した外構(庭)の防犯です。
死角を作らない事が防犯として最も重要であると考えられている事が分かります。
- 外から見て、窓の鍵がダブルロックになっている事が分かる
- 死角になる場所を作らない(高い塀や木、ベランダの腰壁)
- 足場になるものを窓の近くに置かない(カーポート、エアコンの室外機、物置)
他にも、犬を飼っていると防犯にも有効とされていますが、アレルギーや動物が苦手な場合は無理はされないで下さい。
また、現在のお住まいの戸建のご自宅が、上記の防犯を満たせていない場合。
(高い塀に囲まれている、2階のベランダに足場を使って登る事ができる等)
もう一度「窓の防犯」の確認と、防犯カメラの設置等で防犯する事をおすすめします。
外出時のチェック項目
ここは戸建に限らず、ぜひ習慣にして下さい。
「玄関の防犯」「勝手口の防犯」「窓の防犯」「外構の防犯」
これらを完璧にできたとしても、人的ミスがあっては空き巣や強盗のリスクが一気に高まってしまいます。
簡単にできますので、ご家族でのルールとしてもご利用下さい。
- 短時間でも、すべての窓と出入り口に鍵をかけた事を確認する事
- カギの開け閉めをする時は周囲を警戒する事
- 2階以上の階でも決して油断せずに戸締り確認をする事
- 旅行や里帰りなどで長期間留守にする時は郵便を止める事
上から3つまでは、なぜ必要なのかはご理解頂けるかと思います。
4つ目の「旅行や里帰りなどで長期間留守にする時は郵便を止める事」に関して補足します。
戸建の場合、ポストは家屋から離れた道路側にある事が多いです。
郵便物があふれていたら目立つ上に、不在である事がバレてしまいます。
長期外出の際は、必ず郵便物を止める事もお忘れなく。
ご近所とのコミュニケーション
この項目は、空き巣や強盗の習性と関係がある防犯です。
以下はアルソックに聞いた強盗の習性です。
空き巣や強盗は、地域一帯を狙う事が多い。
空き巣や強盗は必ず下見に来る。
ピンポイントで一軒の家を狙う事は稀で、地域一帯の下見をして、立て続けに複数の家屋に侵入する事が多い。
きこれには納得の理由があり、実体験もあります。
実は、私がバイト先で襲われた後日、数日後にドーナツチェーン点、また数日後に弁当チェーン店にも強盗が入っています。
つまり、もしご近所さんで空き巣や強盗の被害があった場合は、かなり危険な状態であると考えた方がいいです。
近所の方と普段からコミュニケーションを取っておく事で、こういった情報を迅速にキャッチする事も重要な防犯といえます。
ホームセキュリティ
戸建の最強の防犯は、言わずと知れたホームセキュリティです。
もちろん、私も利用しています。
ホームセキュリティーには、実は以下のような効果があります。
- 空き巣や強盗に狙われなくなる
- 外出時も安心して家を空けられる
- 在宅時のピンチに、誰よりも早く駆けつけてくれる
- 火災時も、迅速に救急と連携してくれる
- 被害にあった際も、破格の保証
万が一は突然訪れます。
私も自分が強盗に襲われるなんて当時は思ってもいませんでした。
戸建の防犯では、今や当たり前となっている事は言うまでもありません。
セコムとアルソックって結局どっちがいいの?
以下の記事で「料金」「サービス内容」「駆けつけ時間」をセコムと比較しています。
空き巣や強盗の侵入経路
最後に空き巣や強盗の侵入経路についても触れておきます。
以下のデータをご覧ください。
空き巣や強盗のほとんどが、窓からの侵入であることが分かります。
侵入手段のデータと合わせると以下のような事が言えます。
- 全ての窓の戸締りが重要
- 窓のガラス割りには必ず防犯を施しておく
- 3階建以上であっても、階は関係なく侵入される
おまけ程度の情報になりましたが、気になる情報でしたので参考までにと添付させて頂きました。
この記事では、戸建の防犯を7つあげさせて頂きました。
全てを一気にまとめて実行するのは難しい場合は、出来るだけ迅速にできる事から初めてみて下さい。
その際は、この記事をチェックリストとしてご利用頂ければ嬉しいです。
ご家族を守る大切な行動です。
ぜひ実践して下さい。
以上、いつもご静聴ありがとうございます。
また最新の情報は@Ichiで発射しますので、ぜひフォローして下さい!