子供を通学時に犯罪から守ってあげたいあなたへ
この記事は、こういった子供の通学時の防犯の悩みを解決する記事です!
過去に強盗に襲われ監禁された経験を生かし、たくさんの防犯記事を書いています。
実際に襲われた経験があるからこそ、何が一番怖い事なのかが分かります。
この記事は、あなたのお子さんを守るのに必ず役立つはずです!
子供の通学を守る防犯マニュアル
子供の通学を守る防犯マニュアルです。
ここでは以下のステップに分けて解説していきます。
不審者の習性を知り、その対策法を子供と一緒に学ぶ。
特に危険な場所も理解し、万が一の時に逃げる方法も知る。
といった流れになります。
不審者の習性
不審者の大半は、子供に特定の条件がある場合を狙う傾向が強いです。
- 一人になるタイミング
- 話しかけやすさ
一人になるタイミング
子供が複数人でいるタイミングを狙ってくる不審者もいます。
ですが、約70%が一人でいる時を狙われているのが現状です。
一人にならないよう友達と下校する。お迎えに行くようにする。人通りが多い道を帰る。
などの工夫は必要だと言えます。
話しかけやすさ
一人でいる時はもちろんの事ですが…
お子さんの個人情報を知られてしまうのも、「話しかけやすさ」にリンクしてしまう点に注意が必要です。
ここでいう個人情報とは「好きなキャラクター」「好きなスポーツ」「好きな芸能人」なども含みます。
以下の記事にもまとめていますが、子供の嗜好をきっかけに話しかけてくる手口もあります。
特に低学年の子は、できる限り「好きなもの」が目立たないようにする工夫が必要と言えます。
より詳しくまとめた記事もありますので、気になる方は合わせて確認して下さい。
通学中の防犯の学び方
最も重要な事は、子供自身が危険を回避する力を育てる事であると私は提唱しています。
常にあなたが子供に付きっ切りというわけにはいきませんよね?
子供自身に考えてもらう事が大切です。
ここでは子供が犯罪を未然に回避する力を育てるために以下のようにまとめます。
- 子供と学ぶ犯罪シミュレーション
- 小学校の低学年の方へ
それぞれ解説します。
子供と学ぶ犯罪シミュレーション
子供に通学時の防犯教育を行う機会は必ずあると思います。
その際、「知らない人には着いて行ったらダメ」と子供に伝えていたとします。
万が一の時に子供がどういう行動をとるのか分かりますか?
「うちの子ならどうするのか」をしっかり理解し、お子さんに合った防犯対策を教え込む事が重要です。
こういった具合です。
犯罪者の手口は常に巧妙化しています。全てのパターンを「○○はダメだよ」と教えるのは至難です…
なので、お子さんと実際に声かけのシミュレーションで万が一の時に備える事が重要です。
さらに、このシミュレーションには以下のような効果もあります。
- 実践に近い状態で断る訓練ができる
- 万が一の時のお子さんの行動が分かる
あなたもお子さんの事を学びつつ、お子さんも防犯も学べるのです。
このシミュレーションを繰り返す事で、お子さんの性格に合った防犯教育を行う事ができます。
非常に有効で重要な方法です。しっかりと実践してあげて下さい。
以下の記事にはより詳しくまとめていますので、参考になるかと思います。
小学校の低学年の方へ
小学校の低学年のお子さんには、より実践的に通学時の防犯を教えてあげましょう。
休日などに、お子さんと一緒に定期的に小学校まで行ってみて下さい。
子供の視野は大人に比べて非常に狭いです。
一緒に擬似的に通学をしてみる事で、「人が乗ってる車には近づかない」「後ろから人が来てるから気をつけて」など体験として覚える事ができます。
通学路で注意が必要な場所
意外なところで、通学路で防犯上、最も危険な所は以下の3つの場所です。
- 玄関前
- 住宅街
- 工事現場
詳細は以下の記事を参考にして下さい。
ここでは簡単にそれぞれに触れていきます。
玄関前
玄関前は最も注意が必要です。
お子さんの帰宅時を狙って一緒に自宅に押し入ってくる「押し込み強盗」に狙われてしまっては、ひとたまりもありません。
この押し込み強盗は、殺人事件などにもつながりかねない非常に危険な犯罪者です。
家の周りを見渡してから鍵を開け、すばやく家に入るなど、子供にしっかりと防犯のやり方を教え込む必要があります。
ちなみに私が襲われたのも、この押し込み強盗です。数時間監禁されました。
万が一は突然訪れます。
住宅街
昼間の住宅街は、意外な程にひと気がない場合があります。
できる限りお子さんがターゲットにならぬよう、複数人での通学するといった防犯を行っておく事が重要です。
工事現場
通学路の途中が工事中であった場合です。
工事作業員の方がいらっしゃる場合は犯罪のリスクは少ないと言えます。
しかし、迂回を強いられる場合は、リスクが一気に高まります。
お子さんは急遽通った事のない道を通って帰る事になりかねません。
迷子や誤って危険な場所に立ち入る事もありえます。
そうならない為にも、日頃から、お子さんと変わった事がないかコミュニケーションを取る事が大切です。
困った事は一緒に考え、一緒に防犯を意識する環境作りが重要だと言えます。
万が一の時の逃げ方
通学中、不審者に声をかけられたとします。
当然、子供は逃げないといけません。
ですが、いくら足が早くても大人の足にはかないません。
掴まれてしまったら、子供の力では振りほどく事も至難です。
逃げる時の目標
子供に考えさせないといけない事は、1つだけです。
逃げ切る事が目標ではなく、大人を呼ぶ事が目標である事です。
車から逃げる時のテクニック
誘拐などの犯罪には、ほとんどが車が使われます。
車に乗せられてしまったら逃げ出すのは非常に難しくなります。
車に乗った不審者に声をかけられたら、車の進行方向と逆方向に逃げて下さい。
Uターンする時間が稼げるので、その間に防犯ブザーや大声を出して大人を読んで下さい。
断り文句を決めておく
いくらシミュレーションで通学中の防犯の擬似練習をしていたとしても、万が一の時は固まってしまうかもしれません。
不審者も言葉巧みです。
そんな時の為に、絶対的な断り文句を決めておいてあげて下さい。
「お母さん(お父さん)にダメって言われてるから!」
困った時は、これを言って走って人の家に逃げ込む。
不審者とは会話をしない事です。
以下の記事では、逃げ方のポイントをより詳細にまとめています。
子供に持たせておくもの
通学時の防犯について子供と一緒にたくさんのシミュレーションをしていたとしても、体力的にも話術的にも、不審者に勝るのは難しいです。
そこで、近年では、以下の2つの防犯グッズを持たせておく事が定番となっています。
これら防犯グッズについてお話しておきます。
防犯ブザー
防犯ブザーは、子供だけでなく女性も携帯している人は多いかもしれません。
爆音の警報音で、周囲に助けを求めると同時に、不審者を威嚇する効果があります。
防犯ブザーには色々な種類のものがありますので、自分に合ったもの、お子さんに適したものを選びましょう。
防犯ブザーは、お子さんに持たせるだけで満足しないようにして下さい。
必ず鳴らす練習を定期的に行うようにしましょう。
万が一の時に鳴らし方が分からない。電池切れだったでは助かるものも助かりません…
可能な限り爆音のものがおすすめです。
GPS
防犯ブザーと合わせて、子供の防犯グッズの定番となっているのがGPS です。
通学時に万が一の事があった場合に、手遅れになる前に検知する事ができる非常に重要なグッズです。
実際にGPSのおかげで大事に至らなかった誘拐事件も、いくつも事例があります。
(被害者の方へのご配慮として、具体的な事件の内容は書きません。)
GPSは非常に人気があり、あなたに代わっていち早く警察とも連携、現場に急行してくれるサービスまであります。
なお、上記の記事にも書いていますが、「キッズ携帯」は友人間のトラブルや、健全な発育の妨げになる可能性がある為おすすめしていません。
以上、この記事があなたのお子さんを守るマニュアルになる事をイチキは願います。
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