入学準備で忘れてはならないのが「登校・下校の練習」です。その練習の中で、お子さんとやっておくべき3つのポイントをまとめてます。防犯だけでなくお子さんの考える力も養う事ができるはずです。ぜひご一読下さい。
入学準備!登校・下校の練習方法
こんにちは、イチキ(@Ichi)です!
登校時や下校時の防犯についてや、お子さんを守る為の記事は、たくさんの記事を書いてきました。
今回の記事は特に入学準備で必要な防犯記事「登校・下校の練習方法」です!
登校や下校の時に、お子さんにあなたが付き添うといった事はされる予定かもしれません。
不安ですよね…
当たり前です!子供は宝物です!
この記事は、その付き添いに一工夫する為の記事と思って頂ければと思います。
どうあれ、ゆくゆくはお子さん一人で登下校する事になります。
寂しいようで嬉しいようで…
お子さんは大きくなっても、あなたに教えてもらった言葉を覚えているものです。
私も母親に「車がいきなり突っ込んでくるかもしれないよ」
「お菓子あげるからって言われてもついていったらダメよ」
と言われている、その光景まで覚えてます。
ふとした時にこういった愛のある言葉が頭によぎって危険を回避してきたんだろうなと思います。
今でも、買う事になるので、うかつにスーパーの試食はもらいません…
…はい、これは防犯関係ないです。
登校・下校の時の防犯に関しては、入学前から入学してすぐくらいがキモになります。
なぜなら、お子さんに付き添って登校してあげる期間がだいたいそのくらいの期間になるからです。
ある程度慣れてくると、周りのお友達も一人で登校し始めるので、お子さんも付き添いを嫌がりだします。
合わせて、お子さんは驚くほどにあなたの話を聞いてるようで聞いてないですw
そんなものです!
なので、実際に一緒に歩いて教えてあげる事ができる「登校・下校の練習期間」が防犯教育のキモにもなると言えます。
そこで、お子さんに付き添って登校・下校の練習をする際に、特に注意が必要な以下の3つのポイントをまとめました!
- 誘拐は車を使われる事が多い
- 登校・下校を見守ってみる
- 子供への歩み寄り
この記事が、その練習のスパイスになれれば幸いです!
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誘拐は車を使われる事が多い
まず、登校・下校の練習の中で、最も注意すべき点です。
誘拐には車が使われる事が非常に多い点です。
これについては、以下の記事にも紹介しました。
この記事に書いている通り、車に乗せられてしまったら捜索の範囲が一気に広がり、お子さんとの再会に非常に時間がかかります…
上記の記事には、万が一の時にお子さんが逃げる為の方法や考え方もまとめてますので、合わせてお子さんに伝えてあげて下さい。
この記事では、そもそも不審者の車をいかに避けるかといった観点で考えてみます。
上記の「声かけ」の手口を網羅した記事です。
この記事にも書いているように、不審者はお子さんが気になってしまうような言葉で、お子さんを車に誘い込もうとしてきます。
そこでお子さんが車を覗き込もうと車に近づいたら、不審者の思うツボです…
なので、お子さんに付き添って歩いている中で、路上駐車している車などがいた場合。
車内は絶対に覗き込まない事を伝えつつ、必ず距離を取って歩いて下さい。
口で伝えるだけではなく、実際に距離を取って歩く体験ができるのは非常に大きいです!
口で説明するだけでは伝わらない具体的な行動として、お子さんに伝わるはずです。
これは補足ですが、犯罪目的でなくてもタチの悪い大人もいます。
自分の車を子供が覗き込んだというだけで、子供を威嚇するような人です。
お子さんに無駄な恐怖とストレスを与えない為にも、車を覗き込まない事は非常に重要です。
登校・下校を見守ってみる
こちらは付き添いから、少しお子さんと距離を置いた練習方法です。
あなたのご家庭やお仕事、地域などの環境によって違いはあると思いますが、付き添って練習を始めて数日たったくらいでしょうか。
次は後ろからお子さんを見守りながら登校・下校の練習をすると良いです。
お子さんが教えた事をやって実践してくれてるかな?と後ろから見守ってあげるようにします。
おそらくですが…
石ころを蹴りながら歩いて前を全く見ていなかったり。
人が後ろから来ている事に気づかなかったり。
何かを覗き込んだり。
道路向かいが気になって充分に左右を見ずに道路を渡ったり。
と。
もう気が気じゃないと思います…
心配しないで下さいとは私も言えません。心配ですよね。
ですが、これらの行動はあなたのお子さんだけじゃないと思っておいて下さい!
とりあえず、ここではお子さんがとった行動で気になった事だけ覚えておけばOKです。
子供への歩み寄り
この項は、前項の「登校・下校を見守ってみる」の続きです。
登校・下校時のお子さんの気になった行動について、実際にお子さんとお話してみます。
ですが、絶対に怒ったり叱ったりはダメです!
お子さんに納得してもらう事を目的に、お子さんと話してくださいね。
あきれたり、ヒヤッとして叱りたい気持ちは分かります。
ですが、ここで大きな声を出してしまったら、お子さんがこの先危険な目に合ってしまった時に、話してくれなくなるかのしれません。
「お父さん(お母さん)に話したら、叱られるだろぉな…」
とお子さんが思ってしまったら、あなたがいくら「なんでも言うんだよ」と言っていても無理です。
この辺の話は、
これらの記事も参考にしてみて下さい!
お子さんに理解してもらいたいなら、まずはあなたがお子さんを理解する事です。
あなた 「あの時後ろから車来てたの気づいてた?」
お子さん「ううん!全然気づかなかった!」
あなた 「普通の車でよかったよね…もし怖い車だったら、いきなり車に連れ込まれてたかもだよ?」
お子さん「そんな事あるの?」
くらいライトに話すのを目指して下さい!
この記事の内容も合わせて、お子さんとシミュレーションしてみて下さい。
お子さんもよりイメージしながら会話ができるはずです!
子供110番の家や店を確認しよう
登校・下校の練習をする中で、合わせて確認しておきたい所がこれです。
「子供110番の家」「子供110番の店」です。
何かあれば、駆け込んできた子供を保護し、警察に通報等を行ってくれる平成8年以降全国に広がった制度です。
この「子供110番の家や店」についてですが、ほんとに心強い限りです。
非常に残酷な事件をきっかけに始まった制度。
調べるだけで全身に怒りと悲しみが溢れます…
登校中、下校中にある子供110番の家は必ずお子さんと一緒にチェックして下さい。
そして、お子さんには「何か怖い事があったら迷わず飛び込みなさい!」と伝えてあげて下さい。
合わせて重要なのが、お子さんと一緒に実際に訪問する事です。
「万が一の時はよろしくお願いします」
とご挨拶をしておきましょう。
この行動一つで、万が一飛び込まないといけない時の、お子さんの心理的な障壁が一気に下がります!
擬似的に飛び込んだ経験として、お子さんの記憶に残るはずです!
子供の気づきを引き出す
お子さんに対して何かを教える時、あなたはどのような伝え方をしますか?
「○○しなさい!」
と怒ったりしていませんか?
簡単にあなたの言いたい事はお子さんの耳に入るかもしれません。
では。
「○○だとどうなると思う?」
と伝えてみたらいかがでしょうか?
おそらく、お子さんは「う〜ん」と自分で考えて答えを出してくれるでしょう。
「分かんない!」と答えるお子さんも多いはず。
そうです。
分からないから、周りの事が見えていなかったり、注意が必要な事をしてしまったりするわけです。
この、お子さんに考えてもらうという事が非常に大切です。
思考する事で、言葉として発するまでに何通りもの事を考え、これだというものを言葉にします。
これを繰り返す事で、危険な事に自分で気づく事ができる子に自然と育っていく事ができます。
上記の記事も合わせて読んでみて下さい。
一方的に「○○しなさい!」と伝える方が簡単かもしれません。
ですが、お子さんに考えてもらい、あなたとお子さんで答えを出す。
時間はかかるかもしれませんが、学びだけでなく、親子の絆もきっと深まるはずです。
いつもご静聴ありがとうございます。
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